
立平葺きには、メリットだけでなく、注意すべきデメリットも存在します。
特に、軒先の納まりの重要性と雨漏りのリスクは、しっかりと理解しておくべきポイントです。
この記事では、立平葺きの魅力と、その軒先納まりに関する注意点を解説していきます。
⚫️立平葺きの魅力と軒先納まりの重要性⚫️
立平葺きは、金属屋根の中でも比較的安価で、耐久性も高いことから近年人気が高まっています。
ガルバリウム鋼板製の屋根材は、軽量で耐震性にも優れ、メンテナンスも比較的容易です。
さらに、緩い勾配の屋根にも施工可能で、雨漏りのリスクも低く抑えられます。
1.コストパフォーマンスの高さ
立平葺きは、瓦屋根やスレート屋根に比べて初期費用が安く抑えられます。
さらに、ガルバリウム鋼板は耐久性に優れているため、長期間にわたってメンテナンス費用を抑えられます。
2.耐久性とメンテナンスのしやすさ
ガルバリウム鋼板は、錆びにくく、耐久性に優れた素材です。
適切なメンテナンスを行うことで、長寿命が期待できます。
また、表面が滑らかで汚れが付きにくいため、掃除も比較的容易です。
3.緩い勾配への対応と雨漏りへの強さ
立平葺きは、1枚の屋根材を頂上から葺いていくため、緩い勾配の屋根にも施工が可能です。
さらに、隙間なく葺いていくので、雨漏りのリスクも低くなります。
しかし、立平葺きにおいて最も注意すべき点は、軒先納まりの重要性です。
軒先は、屋根材と壁の接合部分であり、雨水が最も集まりやすい場所です。
そのため、適切な施工を行わないと、雨水が侵入しやすく、雨漏りの原因となります。

⚫️立平葺きのデメリットと対策⚫️
立平葺きは優れた屋根材ですが、一方でデメリットも存在します。
主なデメリットとしては、断熱性と遮音性の低さ、形状の制約などが挙げられます。
しかし、これらのデメリットは適切な対策を行うことで軽減できます。
1.断熱性と遮音性の低さ
金属は熱伝導率が高いため、立平葺きの屋根は、夏は暑く、冬は寒くなりやすい傾向があります。
また、雨音が響きやすく、遮音性も低いというデメリットも。
対策としては以下が挙げられます。
・断熱材を屋根裏に敷き詰める
・遮熱塗料を塗布する
・屋根裏に換気扇を設置する
・遮音材を屋根の下地に取り付ける
2.形状の制約
立平葺きは、基本的にシンプルな屋根形状に適しています。
複雑な形状の屋根や、急勾配の屋根には適さない場合があります。
特に、軒先部分の納まりには注意が必要です。
対策としては以下が挙げられます。
・軒先部分を適切に処理する
・雨樋を適切な位置に取り付ける
・軒先部分に雨除けを設置する
立平葺きは、コストパフォーマンス、耐久性、施工のしやすさなど、多くのメリットを持つ屋根材です。
しかし、デメリットも理解した上で、適切な対策を行うことが重要です。
特に、軒先納まりの重要性と雨漏りのリスクについては、十分に注意する必要があります。
⚫️まとめ⚫️
立平葺きは、コストパフォーマンスに優れ、耐久性も高い優れた屋根材です。
しかし、断熱性と遮音性の低さ、形状の制約など、注意すべき点もいくつかあります。
特に、軒先納まりの重要性は、雨漏りを防ぐ上で非常に重要です。
適切な施工方法と対策を施すことで、これらのデメリットを軽減し、安心して立平葺きを選択できます。
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それでは、また次回の記事でお会いしましょう!