プロジェクト内容
SDGsについて学ぶ中で、衣類廃棄物の問題を知りました。綿Tシャツを1枚作るために使用する水の量は2,720Lで一人の人間が3年かけて飲む水の量と同じと、とても貴重です。しかし、衣類が再利用されるのはごくわずかで約74%が焼却・埋立て処分されています。また、地域の福祉施設の仕事が少なく、障がい者の仕事の確保ができないと工賃も支払われないという現状も知りました。
弊社では資材メーカーを通じ作業用ウエス(布)を購入していました。家で使わなくなった不要な布を集め、集まった布は障がい者の福祉作業所のみなさんに使いやすい大きさに裁断していただき、工賃として支払い、仕上がった布ウエスは日々の工事で使用する循環ができないかと考え「リンクアップウエス」の活動をはじめました。活動を通じてSDGsの目標である「8.働きがいも経済成長も」「12.つくる責任つかう責任」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献します。
今までの実績(2021.03.20〜2022.01.28)
期間 | 古布の寄付数(累計) | 重量 | CO2削減量 |
---|---|---|---|
2021.03.20〜04.20 | 9名 | 44.3kg | 19.6kg-CO2 |
04.21〜05.17 | 14名 | 45.7kg | 20.1kg-CO2 |
05.17〜06.30 | 46名 | 232.7kg | 102.6kg-CO2 |
07.01〜08.06 | 21名 | 49.7kg | 21.9kg-CO2 |
08.07〜08.31 | 20名 | 72.5kg | 31.9kg-CO2 |
09.01〜09.30 | 21名 | 109.5kg | 48.2kg-CO2 |
10.01〜11.17 | 16名+1社 | 111.2kg | 48.9kg-CO2 |
11.18〜12.31 | 19名+1社 | 162.3kg | 71.4kg-CO2 |
2022.01.06〜01.28 | 5名+3社 | 36.9kg | 16.2kg-CO2 |
01.29〜03.29 | 17名+1校 | 122.4kg | 53.8kg-CO2 |
合計 | 188名+5社+1校 | 987.2kg | 434.6kg-CO2 |
今後の展望
今後は広く布の寄付を募り、販売を検討しています。世界の消費型のファッションのしわ寄せが綿農家に寄せられ、インドの綿農家が年間3万人自殺し、児童労働にも繋がっているという現状を知りました。必要経費を除いた販売収益を綿農家を救済するためのプロジェクトを通じ、寄付したいと考えています。廃棄されるはずの綿で得た収益を寄付し、今を生きる綿農家や児童労働で苦しむ子供たちの未来を作るプロジェクトにしていきます。