子どもたちが安心して過ごせる場所はありますか?川上塗装工業が取り組む「ホワイトルーフプロジェクト」は、夏の酷暑から子どもたちを守るため、老朽化した学童や公共施設へ高性能遮熱断熱塗料「ガイナ」を塗装する社会貢献活動です。このプロジェクトは、地域の人々が「つながり」、子どもたちが「学び」、未来へと「笑顔」をつないでいく活動です。

ホワイトルーフプロジェクトとは

子供たちが集う盛岡市の学童保育所や地域の公民館などの建物を中心に、高性能遮熱断熱塗料「ガイナ」で屋根など建物を塗装し、安全で快適にすることで子どもたちを笑顔にするプロジェクト。この「ホワイトルーフプロジェクト」は2020年に岩手県盛岡市ではじまり、東北・全国へと拡げてまずは1000人をスマイルにすることを目指しています。
私たちは地球に住む「地球人」として、経済や社会、私たちが住む地球の環境がより良くなるために、地域に根ざした工事を通じて活動しています。

きっかけー私たちの想いー

川上塗装工業の仕事の90%以上は盛岡を中心とした地域の方からの直接のお問合せによるご依頼です。人の縁で繋がっており、日頃より心から感謝しています。誰かに「あなたの会社は何のため仕事をしているのか」と問われたとします。その時の答えのひとつに「“暮らし続けたい”と思える街を創造し、未来に繋ぐ」というビジョンがあります。その先に欲しいのは「子供達が笑える未来」です。子供達の笑顔には大きな力があり、地域や日本、そして世界を変えると信じています。本来であれば、お仕事をさせていただいている地域の方へ恩返しをすべきですが、次世代を担う子供達のために「恩送り」として繋げていきます。仕事を通じて子供達の笑顔をつくるために、仲間たちに協力してもらいながら“WHITE ROOF PROJECT”を立ち上げました。

安全への配慮
子どもたちも安全に屋根の上でも作業できるよう、階段付き仮設足場を設置するなど、細心の注意を払って安全対策を行っています。

「人」と「つながり」を育む場
ホワイトルーフプロジェクトは、単に建物を塗装するだけでなく、地域の人々がつながる「協働型」の取り組みです。 塗装のプロである私たちに加え、地域住民、ボランティア、学生、企業、施設利用者など、多様な方々が共に汗を流し、安全な空間を創り上げています。

子どもたちの「自分ごと」体験
活動では、子どもたちに「なぜ活動するのか」「なぜ塗装するのか」「地球環境はどうなっているのか」という想いを伝えます。 自分の手で塗装を体験することで、環境問題が「自分ごと」となり、次の行動や探求心へとつながる貴重な学びの場を提供しています。

活動実績

これまでに、岩手県盛岡市の緑が丘学童保育クラブ、山岸学童クラブ、ひのき子供会なかのクラブ、盛岡市動物公園ZOOMO、本宮学童保育クラブなど、複数の施設でプロジェクトを実施してきました。詳細はプロジェクト事例よりご覧いただけます。

プロジェクト事例

Vol.5 本宮学童保育クラブ(2025.7.1- 7.11)

2025年7月、「ホワイトルーフプロジェクト in 本宮学童保育クラブを実施しました。このプロジェクトは学童の屋根を遮熱断熱塗料ガイナで塗装する活動です。老朽化や予算不足、熱中症のリスクといった課題を抱える学童施設を、塗装によって環境改善することを目的にしています 。築50年以上という学童施設を塗装のプロだけでなく、地域住民やボランティアや学生などが連携して塗装しました。今回の活動には、8日間で約80名のペイントボランティアの方々にご参加いただきました

Vol.5 盛岡市動物公園ZOOMO連携協定第2弾 クマ・ライオン展示フレーム塗装(2025.6.16-6.20)

盛岡市動物公園ZOOMO様との連携協定事業「ホワイトルーフプロジェクト with ZOOMO」の第2弾として2025年6月、盛岡市動物公園ZOOMOにて川上塗装工業の新入社員3名がホワイトルーフプロジェクトを実施いたしました。今回の施工対象は、夏場に高温となり来園者の安全に関わる課題があったクマとライオンの展示テラスの鉄製フレームです。4月に入社したばかりの彼らが、自ら段取りから施工までを考えて実践する、新人研修を兼ねたプロジェクトとなりました。

岩手県盛岡市にある盛岡市動物公園ZOOMO(ズーモ)は、広大な敷地には約60種類300頭羽の動物が飼育されている動物園です。1989年に開園し、2021年秋からの休園期間を経て、2023年春には新施設の登場と新たな動物を迎え入れてリニューアルオープンしました。その後、バリアフリー調査に参加したことで、階段の手すりが熱くなるなどの課題が明らかになり、ガイナ塗料を塗りことで課題の解決に取り組んだプロジェクトです。

Vol.3 学童保育ひのき子供会・なかのクラブ(2023.10. 10- 10.26)

盛岡市中野地区にある「学童保育ひのき子供会・なかのクラブ」。昭和45年に建てられた建物は、かつて保育園として使用されていました。平成22年から学童と公民館で建物を引き継ぎ、地域のために使用されています。学童には施工当時64名が在籍しており、児童が密集すると室内はとても暑くなるそうです。2022年に山岸学童クラブで活動しているときに、この活動を知っていただき暑さに困っていることを知ったことが学童保育ひのき子供会・なかのクラブで開催するきっかけとなりました。3回目となったホワイトルーフプロジェクトではフリースクールや就業支援の職業体験としても活動し、ペイントボランティア55名の方々と一緒に屋根にガイナを塗装しました。

Vol.2 山岸学童クラブ(2022.6.06 – 6.22)

盛岡市中心部の中津川が流れる自然豊かな山岸地区にある「山岸学童クラブ」。築50年以上が経つ平屋建ての母屋に2棟のプレハブが並ぶ横長の建物で、児童が密集すると室内はとても暑くなります。2回目の開催となったこのプロジェクトでは、サッカーチーム「いわてグルージャ盛岡」の特別協力のもと、協力企業・ペイントボランティアの計70名で屋根にガイナ塗装を施工しました。

Vol.1 緑が丘学童保育クラブ(2020.7.04 – 7.15)

岩手県盛岡市北部の緑が丘小学校の隣にある「緑が丘学童保育クラブ」。平屋建てのプレハブ造で児童が密集すると室内はとても暑くなります。ガイナ塗料を塗装することで太陽の熱が室内に入ってこないように、ボランティアの方々の協力を得て作業をしました。

具体的な効果

例えば、山岸学童クラブではガイナ施工後、屋根の表面温度が31℃以上低下し、室内への熱侵入を防ぎ、夏期の消費電力が約15%減少しました。 盛岡市動物公園ZOOMOでは、まぶしかった階段スロープの反射が軽減され、手すりも熱くなりにくくなる効果が確認されています。

参加者の声

「あきらかに涼しいです!!びっくり!!!!」 (学童の先生)
「工夫すると暑さや寒さが激しくても過ごしやすい環境をつくることができると知りました。楽しかったです。」 (高校生/ペイントボランティア)
「子ども達のために自分も楽しみながら活動できて貴重な機会をありがとうございました。」 (30代女性/地元企業ペイントボランティア)
「6年間使ってきた学童の屋根をぬることができたので、とてもいい思い出になりました。これからも学童を大切に使いたいです。」 (学童在籍児童)
「塗装するのはじめてでしたが、仕事体験もできてとても良い経験になりました。」 (20代男性/ペイントボランティア)

今後の展望

プロジェクトに参加した人数はこれまでに累計566人となりました。「smile1000」をキーワードに1000人を笑顔にすることを目指し、ZOOMOでの取り組みを継続し、学童等の施設にガイナを塗装する活動を続けていきます。今後はこの取組みを東北・全国へ拡げたいという展望があり、盛岡市だけではなく、各地で塗装を希望する子どもや地域の方が集まる対象施設(学童保育所や公民館等)や活動団体を募集しています。

ホワイトルーフプロジェクトを東北・全国へと拡げたい

ペインターラボ東北×ホワイトルーフプロジェクト

この活動を盛岡市だけでとどめず、東北・全国へと拡げていきたいと考えています。その第一段階として、宮城県を中心に活動する塗装業団体「ペインターラボ東北」の主催でホワイトルーフプロジェクトを開催することとなりました。現在仙台近郊で建物の暑さに困っている子ども向け施設を募集しています。


MEDIA

2024年8月1日  <読売新聞>に掲載されました
2024年7月19日  <ICB岩手放送 ラジオ684>いわてタウン情報の中継が放送されました
2024年3月21日  <盛岡タイムス>に掲載していただきました
2024年3月19日  <岩手日報>に掲載していただきました
2024年3月13日  <IBC岩手放送>ニュースで放送していただきました
2024年10月27日 <河北新報>に掲載していただきました

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