Vol.4 盛岡市動物公園ZOOMO サバンナエリア 階段スロープ手すり(2024.7. 16- 7.31)
施設概要
岩手県盛岡市にある盛岡市動物公園ZOOMO(ズーモ)は、広大な敷地には約60種類300頭羽の動物が飼育されている動物園です。1989年に開園し、2021年秋からの休園期間を経て、2023年春には新施設の登場と新たな動物を迎え入れてリニューアルオープンしました。自然豊かなZOOMOではハイキングや自然散策をしながら動物を見たり、ふれあい体験をしたりすることができます。
ZOOMOの理念は「One World-One Health」で、人や動物、環境(生態系)の健康が相互に関連していて一つであるという考えのもと、野生生物の保全や自然環境の保全、人の福祉、動物の福祉に資する事業を展開しています。飼育動物の治療や検査などの健康管理のほか、傷ついた野生鳥獣の救護や野生復帰にも取り組んでいます。
きっかけ
2023年4月にZOOMOがリニューアルオープンし、5月に行われたバリアフリー調査に参加したことで、調査を通じ、階段の手すりが熱くなる・スロープの傾斜がきつくベビーカーを押す人が怖そうに通行している・雨が降ると足元が滑りやすくなるといった問題が明らかになりました。この施設課題をガイナ塗料で解決できるのでは?ということからプロジェクトが動き出しました。
協定締結
2024年3月、川上塗装工業と盛岡市動物公園ZOOMOは、新たな取組みとしてGAINA塗装を用いて来場者や動物に配慮した施設に改善する「ホワイトルーフプロジェクト with ZOOMO」を連携企画し、地球温暖化防止や環境保全に向けた啓蒙活動を行うための協定を締結しました。
塗装箇所
サバンナエリア レストハウス前の階段・スロープ・手すり
施工前
日が当たるとまぶしく手すりは熱くなり、雨が降るとスロープは滑りやすくなるという危険がありました
施工後
明るいグレーのガイナを塗装し、段差が分かりやすいように濃いグレーのガイナで段差にラインを引きました
ZOOMO SDGs Day(2024.7.20-21)
ZOOMOと川上塗装工業の協働イベント「ZOOMO SDGs Day」を開催しました。ZOOMO入園者を対象とした塗装体験には2日間で60名が参加して、環境について学び、塗装体験をしました。
作業の様子
ZOOMO SDGs Day Special Thanks!
プロジェクトの開催中、ガイナやホワイトルーフプロジェクトなど川上塗装工業の展示コーナーを設置させていただきました。また、SDGs DayではZOOMO・環境パートナーシップいわて、東京大学大気海洋研究所大槌センターが地球環境に関心の高い方へ向けてワークショップを開催しれました。
そして、クリクラノースランド盛岡様、クリクラ都南様よりウォーターサーバーのお水をご提供いただき、作業期間中ずっと冷たくておいしいお水を飲むことができました。
ペイントボランティア
一緒に塗装をしてくれるペイントボランティアを募集して8日間で72名にご参加いただきました。雨の日が続き残念ながら参加できない方もいましたが、参加してくれた方はとても暑い中、ご協力いただきありがとうございました。
作業の様子
ガイナ塗装の効果
JAXAロケットの先端にも塗布されているガイナ塗料は、断熱遮熱性や防音性に優れていて、建物の屋根、外壁、内壁などに塗装されています。塗装する場所によってガイナの様々な効果を発揮します。
ZOOMOのガイナ塗装後、日が当たると熱くて触れない手すりがガイナ塗装で暑い日でも触れるようになりました。
そして、滑りやすかったスロープは、雨の日に見学に行った高校生が「本当にスロープが滑らない」と驚いていました。
参加者の感想
ZOOMO SDGs Dayで塗装体験した方や、ペイントボランティアで参加してくれた方から、「塗装が楽しかった」「またZOOMOに来るのが楽しみ」などたくさんの感想をいただきました。
Special Thanks
【後 援】盛岡市、環境パートナーシップいわて、東京大学大気海洋研究所大槌センター、社会福祉法人盛岡市社会福祉協議会、株式会社日進産業、株式会社小原商店、株式会社平金商店、株式会社PaintWorks、ATvisual、ぐるぐるの森、もりおかユースポート、盛岡ユースセンター、クリクラノースランド盛岡、クリクラ都南
【協 力】ZOOMO SDGs Day塗装体験のみなさま、ペイントボランティアのみなさま、バリア調査団のみなさま、株式会社ヨモヤ商店、株式会社石田商会、株式会社田澤洋紙店、株式会社アドバンス東北、のっぽのっぽ、 Hyakka、MLC盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校、株式会社IBC岩手放送、読売新聞社
(順不同・敬称略)