岩手県盛岡市の外壁塗装・屋根塗装|川上塗装工業株式会社-TOP

工場の遮熱塗装で電気代はどれくらい削減?費用対効果と事例を紹介

工場の暑さ対策に頭を悩ませている経営者の方も多いのではないでしょうか。特に工場では、生産設備の稼働や作業環境の維持に多大なエネルギーが必要となり、電気代の高騰は大きな経営課題となっています。そこで注目されているのが、遮熱塗装です。今回は、遮熱工事の中でも特に工場の遮熱塗装による電気代削減効果について、具体的な数値データを用いて解説します。

⚫️工場の遮熱塗装で電気代はどれくらい削減できるか⚫️

遮熱塗料には、様々な種類があり、それぞれに電気代削減効果が異なります。例えば、赤外線反射率の高い塗料は、太陽光の熱を効果的に反射し、工場内の温度上昇を抑えます。そのため、空調設備の稼働時間を減らし、電気代を削減できるのです。具体的な削減効果は、塗料の種類、塗布量、工場の構造などによって異なりますが、一般的に、高反射率の塗料を使用することで、10%以上の電気代削減効果が期待できます。また、塗料の性能だけでなく、工場の状況や空調システムの効率性にも大きく左右されます。さらに、既存の空調システムが老朽化している場合、遮熱塗装の効果を最大限に活かすためには、システムの更新も検討する必要があるでしょう。加えて、塗料の種類によっては、耐久性やメンテナンス性の違いも考慮する必要があります。

工場の規模によっても、遮熱塗装による電気代削減効果は異なります。小規模工場では、空調設備の規模が小さいため、削減効果は限定的になる可能性があります。一方、大規模工場では、空調設備の稼働時間が長いため、遮熱塗装による削減効果は大きくなります。具体的な削減金額は、工場の広さ、天井高、窓の面積、建物の断熱性能など、多くの要素が絡み合います。そのため、正確な削減効果を予測するには、専門業者による現場調査とシミュレーションが不可欠といえます。例えば、1000㎡の工場と5000㎡の工場では、削減効果に大きな差が出ることが予想されます。
また、大規模工場ほど削減効果が大きくなる傾向にあります。さらに、工場のレイアウトや稼働状況も影響を与える要因となるでしょう。

地域による日射量の違いも、遮熱塗装の効果に影響します。日射量の多い地域では、遮熱塗装による効果がより顕著に現れます。例えば、年間を通して日射量の多い地域では、空調設備の稼働時間が長くなるため、遮熱塗装による電気代削減効果は大きくなります。一方で、日射量の少ない地域では、削減効果は小さくなる可能性があります。
これは、地域気候の違いによって、空調設備の運転時間や負荷が異なるためです。さらに、地域によっては、電力料金体系も異なるため、削減効果に影響を与える可能性があります。また、積雪地域では、雪の反射光も考慮する必要があるでしょう。

川上塗装工業でおすすめしている遮熱断熱塗料GAINA(ガイナ)です。ここでガイナ塗装の事例を2つ紹介します。
埼玉県の倉庫の屋根(1,300㎡)にガイナ塗装したことろ、夏季の電気料金が50%、冬季が40%削減されました。
さらに、2階室温が15℃低下し、空調機の稼働台数は4台から1台に減少。10年間の合計で約820万円の経費削減につながりました。また、長野県の工場の屋根(2,940㎡折板屋根)にガイナを施工したところ、天井温度が最大20℃低下。夏季・冬季を通じて空調効率が改善し、年間で約140万円の電気代削減が実現したという事例があります。

これらの事例からも遮熱塗装は工場の省エネ対策の手段として有効なことが分かります。遮熱塗料の種類や工場の状況によって削減効果は大きく変動するので、削減効果を予測するためには専門業者に依頼して、工場の状況に合わせてシミュレーションを行うことを推奨します。シミュレーションでは、工場の構造、空調設備の性能、気候条件などを考慮し、具体的な削減金額や削減率を予測することができます。また、複数のシミュレーション結果を比較することで、最適な塗料を選択することも可能です。

⚫️工場の遮熱塗装の費用対効果⚫️

遮熱塗装の費用は、建物の規模や塗装面積、そして使用する塗料の種類によって大きく変わります。より具体的な費用感を掴んでいただくために、一般的な相場を提示します。

1㎡あたりの費用と相場

遮熱塗料の1㎡あたりの費用は、一般的な塗料で2,500円〜4,500円、高機能な塗料(ガイナなど)では5,000円〜8,000円が相場です。この金額には、通常、高圧洗浄や下地処理、3回塗りの費用が含まれています。建物の状態によっては、足場や追加の下地補修が必要となり、費用が上乗せされる場合があります。

工場・倉庫の塗装費用例

大規模な工場や倉庫の場合、総額は数百万円から数千万円規模になりますが、面積ごとの目安を把握することで、より具体的な計画が立てられます。例えば、1,000㎡規模の工場・倉庫で一般的な塗料の場合: 約250万円〜450万円、高機能塗料の場合: 約500万円〜800万円の費用が想定されます。これらはあくまで目安であり、足場費用や建物の状態によって変動します。複数社から見積もりを取得し、比較検討することをお勧めします。

投資回収期間は、遮熱塗装にかかった費用を、電気代削減効果で割ることで算出できます。
例えば、初期投資額が100万円で、年間電気代が10万円削減される場合、投資回収期間は10年となります。しかし、これはあくまで単純計算であり、塗料の寿命やメンテナンス費用なども考慮する必要があります。より正確な投資回収期間を算出するには、専門業者に依頼してシミュレーションを行うことが推奨されます。また、将来の電気料金の変動予測も加味することで、より精度の高い投資回収期間を算出できるでしょう。さらに、補助金や助成金を活用した場合には、投資回収期間が短縮される可能性があります。

遮熱塗装には、国や地方自治体から補助金や助成金が支給される場合があります。これらの補助金や助成金を活用することで、初期投資額を削減し、投資回収期間を短縮することができます。補助金や助成金の申請要件や申請方法は、自治体によって異なりますので、事前に確認が必要です。自治体によっては、専門機関による相談窓口が設置されている場合もあります。また、申請手続きには一定の期間を要する場合があるため、余裕を持って準備を進めることが重要です。

遮熱塗装は、初期投資が必要ですが、長期的な視点で見ると、ランニングコストを削減する効果があります。電気代削減効果に加え、建物の寿命延長にも繋がる可能性があります。また、快適な作業環境の確保により、従業員の生産性向上にも寄与する可能性があります。これらの効果を総合的に考慮すると、遮熱塗装は、工場の経営にとって非常に大きなメリットをもたらすと言えるでしょう。さらに、環境負荷の低減にも貢献するため、企業の社会的責任(CSR)を果たす上でも有効な手段となります。

⚫️まとめ⚫️

今回は、工場の遮熱塗装による電気代削減効果について、塗料の種類、工場規模、地域、費用対効果といった様々な観点から解説しました。遮熱塗装は、初期投資が必要ですが、長期的な視点でみると、電気代削減によるコストメリット、ランニングコストの削減、補助金活用による費用削減効果、そして作業環境の改善による生産性向上など、多くのメリットが期待できます。工場の状況に合わせて適切な遮熱塗料を選択し、専門業者に依頼して正確なシミュレーションを行うことで、最適な投資計画を立てることが重要です。また、遮熱塗装は、環境負荷低減にも貢献し、持続可能な社会の実現にも寄与すると言えるでしょう。川上塗装工業株式会社では、遮熱塗装の中でも特に遮熱効果が高く、さらには断熱効果もあるガイナ塗装の認定施工店です。
工場や倉庫へのGAINA(ガイナ)塗装について詳しく見る▶

お客様のお家は、私たちにとっては100軒ある中の1軒の工事です。しかし、お客様にとってはたった1軒しかない大切なお家です。そのことを常に意識し、大切なお家に安心して長く住んでいただくために、心を込めて仕事をさせていただきます。だからこそ、譲れないこだわりを持って工事をさせていただきます。
岩手県盛岡市・滝沢市・矢巾町・紫波町周辺で工場の遮熱塗装や屋根・外壁塗装を検討している方は、ぜひ川上塗装工業にお問合せください。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

関連記事