プロジェクト内容

SDGsについて学ぶ中で、衣類廃棄物の問題を知りました。綿のTシャツを1枚作るために使用する水の量は2,720L。一人の人間が3年かけて飲む水の量と同じ。そんな貴重な衣料が不要になると再利用されるのはわずかで、約74%が焼却・埋立て処分されています。また、地域の福祉施設の仕事が少なく、障がい者の仕事の確保ができないと工賃も支払われないという現状も知りました。 そんな現状を知り2021年から「リンクアップウエス」の活動をはじめました。地域から不要な布をご寄付いただき、福祉作業所へ裁断の仕事を依頼する。できたウエスを日々の仕事で使用します。資源循環と障がい者の雇用創出につながる活動です。2021年からは販売も開始し、裁断工賃を含む経費以外の収益は岩手や世界に役立つ活動に寄付します。最近では小学校でも布を集める活動がはじまり、教育現場にも広がっています。活動を通じてSDGsの目標である「8.働きがいも経済成長も」「12.つくる責任つかう責任」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献します。

1 預かる
家庭で使わなくなったタオルやTシャツなどの綿の布をお預かりします。会社にお持ちいただくか、盛岡市近郊であれば引取りに伺います。最近では教育現場にも活動が広がり、小学校のSDGs学習の一環として、子ども達が地域や保護者に呼びかけ、布を集める活動が行われています。

2 わける
お預かりした布を素材や種類を見ながら仕分けます。「綿製品かどうか不安…」という方もいらっしゃいますが、1点ずつ素材を見て仕分けるのでお気軽にお持ちください。新品のタオルや、綿製品以外で活用できるものがあれば、他団体の活動に寄付します。(岩手ホスピスの会

3 切る
盛岡市内の障がい者の方が働く福祉作業所や、引きこもりの当事者団体の活動として1kgあたり100〜150円の工賃を支払い、布を一定の大きさに裁断・梱包を依頼します。ウエス購入の方向けに、使用する上で布の大きさの希望がある場合にはご相談に応じることができます。

4 つかう
川上塗装工業の塗装作業の中で日々、使用します。タオル生地のウエスは刷毛を洗った時や塗料の拭取り作業に。Tシャツのようなメリヤス生地のウエスは塗装の仕上げ作業の清掃の時に使用します。ウエスの種類は2種類あるので、お仕事で使用する用途に合わせてお選びいただけます。

5 販売・寄付
社内使用を除くウエスは販売し、収益を寄付します。売上1kgにつき200円を岩手のための事業と、インドの綿農家の救済活動の2つの目的に寄付します。すでにウエスを使用されている企業にとっては、リンクアップウエスに切替えることにより、SDGsの目標達成に寄与します。

販売収益の寄付について

現在、2つの寄付を検討しています。 ひとつは岩手のため。収益の中から100万円貯めて基金を設立します。岩手の課題解決に向け取り組む事業を公募し、選定する予定です。 もうひとつはインドの綿農家の救済活動に寄付する予定です。世界の消費型のファッションのしわ寄せが綿農家に寄せられ、インドの綿農家が年間3万人自殺し、児童労働にも繋がっているという現状があります。「子供達を学校に行かせる代わりに正しい綿の栽培方法を教える」という活動をしている一般財団法人PEACE BY PEACE COTTONに寄付します。廃棄されるはずの綿で得た収益を寄付し、今を生きる綿農家や児童労働で苦しむ子供たちの未来を変えます。

実績

WP DataTables
2022年10月26日現在



MEDIA

2022年10月25日 <IBCニュースエコー>で放送していただきました
2022年1月1日  <河北新報>に掲載していただきました  
2021年6月10日 <岩手日報>に掲載していただきました  
2021年5月25日 <IBCニュースエコー>で放送していただきました


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